検査科

特徴CHARACTERISTIC
検査科では、臨床検査技師の国家資格を持つスタッフが、検体検査室、採血室、生理検査室の3ヶ所に分かれて業務を行っています。 検査は診断の上での大切な情報です。安心・安全に検査すること、迅速に正確な検査結果を返すことを心がけています。 また、検査科には地域の健康に関する大量のデータが集まります。検査科は、病院のデータバンクとしてこれらを管理し、診療側や地域の方に分かりやすく提供する役目も担っています。

お知らせNEWS
一覧を見る- 2021/05/27 医療従事者に向けた抗菌薬適正使用に関するポスター作成、掲示について
- 2021/04/07 検査項目の測定方法変更に関するお知らせ
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採取された検体の成分の測定や異常所見の確認を行う「検体検査室」
検体検査室では、患者さんから採取された検体(血液、尿、便など)を用いて検査を行っています。検体検査には、血液中の成分を見て身体の各種の機能を調べる生化学検査、ホルモンの値や感染症の有無、腫瘍マーカーなどを測るための免疫検査、貧血や血液の異常を調べる血液検査、尿、便などの成分を調べる一般検査があります。専用の検査機器での測定や、顕微鏡での目視確認によって、様々な異常の検出を行っています。
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感染症の原因や微生物の性質を調べる「細菌検査室」
細菌検査室では、様々な検体をもとに、感染症の原因微生物(細菌、真菌など)を見つけるための検査を行います。検査には、検体を直接顕微鏡で確認する塗抹検査や培養検査、またその原因微生物にどの薬が効くかを調べる感受性検査などがあります。その他、ウイルスを迅速に見つける検査もあります。 薬剤耐性菌の検出状況を報告したり、感染管理チームのラウンドに参加したりすることも。院内感染防止にとっても重要な部署です。
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直接患者さんの身体に接して検査を行う「生理検査室」
血液や尿などの検体を用いた検査に対して、臨床検査技師が直接患者さんの体に接して行う検査を「生理機能検査」といいます。 当院の生理検査室では心電図検査、呼吸機能検査、超音波検査(心臓、腹部、頸動脈など)、血圧脈波検査(動脈硬化をみる)、神経伝導速度検査(神経の刺激の伝わり方をみる)などを行っています。患者さんの治療法の決定や、治療効果の確認などにとって重要となる検査です。